「Coco幸」は、人と動物が豊かに暮らせるまちづくりを目指す情報ネットワークの会です。
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動物愛護管理法の改正

今日は、ちょっと真面目なことを書きます

平成24年9月5日に、改正動物愛護管理法が公布されました。
この法律は、昭和48年に制定され、今回で3回目の改正となります。

主な改正点としては、従来の動物取扱業者のうち、犬猫等販売業者について、幼齢な犬猫の販売規制、犬猫等健康安全計画の提出義務が追加されたことや、動物の販売時の現物確認、対面説明の義務化、飼養施設を有する非営利の動物取扱いに係る届出制度の創設、所有者責務に終生飼養の徹底等が挙げられます。

この中で私が個人的に注目しているのが「多頭飼育」です。

多頭飼育に関する条例

犬や猫をたくさん飼うことを、多頭飼育と言います。
動物愛護法にも、そのことについての記載がありますが、現行法では、文言が曖昧です。

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第三節 周辺の生活環境の保全に係る措置

第二十五条  
都道府県知事は、多数の動物の飼養又は保管に起因して周辺の生活環境が損なわれている事態として環境省令で定める事態が生じていると認めるときは、当該事態を生じさせている者に対し、期限を定めて、その事態を除去するために必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

2  都道府県知事は、前項の規定による勧告を受けた者がその勧告に係る措置をとらなかつた場合において、特に必要があると認めるときは、その者に対し、期限を定めて、その勧告に係る措置をとるべきことを命ずることができる。

3  都道府県知事は、市町村(特別区を含む。)の長(指定都市の長を除く。)に対し、前二項の規定による勧告又は命令に関し、必要な協力を求めることができる。
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とまあ、飼育の頭数などの細かい規定がありません。

多頭飼育の適正化

今回の改正では、都道府県知事は犬猫等を多数飼育している一般飼養者に対して、条例によりその飼養状況等について届出させることができることが明記されました。
また、生活環境が損なわれている事態について、「騒音又は悪臭の発生」「動物の毛の飛散」「多数の昆虫の発生」といった記述を追加し、勧告や命令の判断をより明確化できるよう配慮されています。
 さらに、多数の動物の不適切な飼養によって、動物が衰弱する等の虐待につながるおそれがある場合にも、都道府県知事はその飼養者に対して改善勧告や命令をすることができることとされました

罰則の強化

今回の改正法では、愛護動物の殺傷や虐待、無登録での動物取扱業の営業、無許可での特定動物の飼養に対するものなど、従来の罰則が全体的に強化されました。
また、これまで罰則の対象となる虐待について、「みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる」という記述でしたが、虐待の定義の明確化が求められていたことから、改正法では、酷使、拘束、疾病の放置、不衛生な環境での飼養等の具体的な事例が明記されました。

「動物愛護」という法の名称からして曖昧だが、現行法においては、「みだりに」「適正な」「適切な」「ふさわしい」といった抽象的な表現が多用され、 行政による悪質な業者、飼育者に対する取り締まりを阻む要因となっている。
指導の徹底のためには、施設やケージの大きさ、収容頭数等、また、繁殖犬の繁殖年齢や回数に関しても、数値化も含めた具体的な基準を設けるべきではないだろうか。

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12月5日、大阪府和泉市で自宅にいた犬約160匹の世話を怠ったなどとして動物愛護法違反(虐待)と狂犬病予防法違反(予防注射の未接種など)の疑い元ブリーダーが逮捕された。
室内は1畳あたり5匹の密集状態だったといい、11月21日の家宅捜索で、餓死や病死とみられる死骸17匹を発見。
衰弱した犬の大半は保護したという。
悪臭などに悩む近隣住民は「犬屋敷」と呼び、苦情を受けた府が立ち入り調査を57回繰り返したが、改善されなかったという。

立ち入り調査57回・・・

 もっと早い対応はできなかったのだろうか。
 57回の指導内容はどんなものだったのだろうか。


 所有者責任を明確

動物愛護管理法は、その名称から、人間が主体となって動物を愛護、管理することを旨とするが、人の生き方はかつてない速さで変化している。
少子化、高齢化、単身世帯の急増…。人と人との繋がりが希薄になるにつれ、人と愛玩動物の関係はより緊密さを増している。
その一方で、虐待や遺棄、多頭飼育といった動物福祉をめぐる問題も顕著になってきている。

 所有者責任を明確

犬及び猫の引取りについて
 現行法では、都道府県等は犬や猫の引取りを求められたとき、引き取らなければならないこととされていますが、今回の改正では、動物取扱業者から引取りを求められた場合等、終生飼養の趣旨に反する場合には引取りを拒否できることとされました。
また、自治体は引き取った犬猫をできるだけ返還したり、譲渡するよう努めることが明文化されました。

引き取り拒否をしたら何が起きてくるか
返還、譲渡というけれど、そこは受け取り手があってこそ。

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兵庫県川西市の市営住宅の夫婦が猫62匹を飼いきれなくなった問題で、同市の動物保護団体「川西TNR・地域ねこの会」が一時保護して猫の里親探しをしている。
現在、里親が決まったのは20匹。
まだ40匹の猫をかかえている。
かなり報道されたが、報道の仕方、マスコミにはきちんと問題点を伝えてほしかった。

この報道を知った人はどう思っただろうか。
62匹の猫が保護されて、里親募集・・・処分されなくてヨカッタ~
美談にしていいものじゃない。

多頭飼育の崩壊は、川西だけでなく全国あちこちで起きている。
どうしてこういう事が起きるのか、何が問題なのか、きちんと本質に目をやって考えなければいけないんじゃないか。

少子化、高齢化、単身世帯の急増、独居老人・・・
これからもっといろんな事が出てくるのではないか。

想像できるものに関しては、事が起きてからではなく今から想定して手を考えるべきだろう。
社会的見地から、人と動物との共生における望ましい将来の目標を見定めなければいけない。

今回の川西市でのこと、市や県、地域はどのように解決していくのか、今後どんな取り組みをしていくのか。
Coco幸でもこのような場合の対処や、未然に防ぐ手立てを考えていきたいと思う。

            by まっちゃん


たくさんの人に見ていただきたいと思っています。
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画像は環境省自然環境局のサイトにリンクしてあります。
ここで全文を読むことができますので、是非、読んでみてください。
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