「Coco幸」は、人と動物が豊かに暮らせるまちづくりを目指す情報ネットワークの会です。
真面目な話から面白い話まで、お役に立つ様々な情報の発信と共有の場です。

「まずは知ってもらうこと」ここからのスタート。
次に「自分たちにできることがあればやってみよう」
そして「人と動物も幸せに暮らせる社会」の実現に近づく。

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78円の命

飼い主に捨てられたペットが殺処分されていく現実への複雑な胸の内や命の大切さをつづった愛知県豊橋市立青陵中学1年の谷山千華(ちか)さん(12)の作文「78円の命」に静かな反響が広がっている。

78円の命 - コピー

千華さんは小学6年生の時、夏休みの宿題でその作文をつづった。
近所でかわいがっていた捨て猫の産んだ子猫が県動物保護管理センターに引き取られたと知ったのが発端だった。

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娘の思いを知った母親の泰代さん(44)は、地域で捨て猫の命を救う取り組みを始めた。

< 原文 >
近所に捨てネコがいる。
そのネコは目がくりっとしていて、しっぽがくるっと曲がっている。
かわいい声をあげていつも私についてくる。
真っ黒なネコだったので、魔女の宅急便から「キキ」と勝手に名付けてかわいがった。
人なつっこい性格からいつの間にか近所の人気者になっていった。

子ネコだったキキも2年たった頃にうれしい出来事があった。
赤ちゃんを産んだのだ。
でもキキは捨てネコだったので、行き場所のない子ネコたちを近所の鈴木さんが預かってくれた。
毎日のように子ネコたちを見に行って、まるで自分の飼いネコのようにかわいがった。

ある日、突然子ネコの姿が見えなくなった。
そこで鈴木さんに尋ねてみると、「○○センターに連れて行ったよ」と、うつむきながら言った。
私はうまく聞き取れず、何を言っているか分からなかったが、たぶん新しい飼い主が見つかる所に連れて行って幸せに暮らせるんだなと思った。

次の日、学校でこのことを友達に話したら「保健所だろ?それ殺されちゃうよ」といった。
私はむきになって言い返した。
「そんなはずない。絶対幸せになってるよ」殺されちゃうという言葉がみょうに心にひっかかり、授業中も保健所の事で頭がいっぱいだった。

走って家に帰ると、急いでパソコンの前に座った。
『保健所』で検索するとそこには想像もできないざんこくなことがたくさんのっていた。

飼い主から見捨てられた動物は日付ごとにおりに入れられ、そこで3日の間、飼い主をひたすら待ち続けるのだ。
そして飼い主が見つからなかった時には、死が待っている。

10匹単位で小さな穴に押し込められ、二酸化炭素が送り込まれる。
数分もがき、苦しみ、死んだ後はごみのようにすぐに焼かれてしまうのだ。

動物の処分、1匹につき78円。
動物の命の価値がたったの78円でしかないように思えて胸が鳴り張りさけそうになった。
そして、とても怖くなった。

残念ながら、友達の話は本当だった。
調べなければ良かったと後悔した。

現実には年間20万匹以上の動物がこんなにも悲しい運命にある事を知り、さらに大きなショックを受けた。
動物とはいえ、人間がかけがえのない命を勝手にうばってしまってもいいのだろうか。
もちろん人間にも、どうしても動物を育てられない理由があるのは分かっている。
一体どうすればいいのか分からなくなった。

キキがずっと鳴いている。
大きな声で鳴いている。
いなくなった赤ちゃんを探しているのだろうか。
鳴き叫ぶその声を聞くたびに、パソコンで見た映像が頭に浮かび、いてもたってもいられなくなり眠れない夜が続いた。
キキのかわいい声もいつの間にかガラガラ声に変わり、切なくなった。
言葉が分かるなら話をしたい。
私はキキをぎゅっと抱きしめた。

最近キキの姿を見かけなくなった。
もしかしてキキも保健所に連れて行かれたのかと一瞬ひやっとした。

それから1週間後、おなかに包帯を巻いたキキを見かけた。
鈴木さんがこれから赤ちゃんを産めない体に手術をしてくれたのだ。
私は心から感謝した。
この先キキも赤ちゃんも捨てられずにすむという安心した気持ちと、鈴木さん家のネコになってしまったんだというさみしい気持ちとで複雑だった。
正直、とてもうらやましかった。

命を守るのは私が考えるほど簡単なことではない。
かわいいと思うだけでは動物は育てられない。
生き物を飼うということは1つの命にきちんと責任を持つことだ。
おもちゃのように捨ててはいけない。
だから、ちゃんと最期まで育ててやれるという自信がなければ飼ってはいけない事を学んだ。

今も近所には何匹かの捨てネコがいる。
私はこのネコたちをかわいがってもいいのかどうか、ずっと悩んでいる。


たくさんの人に見ていただきたいと思っています。
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78円

1匹の動物を処分する金額が78円?たった78円の命?衝撃でした。
持ち込まれる動物の数は年々少しずつでも減っているみたいですが、それでも0(ゼロ)になるには遥か遠い道のりですね。
地道な事ですが、まず私達1人1人の意識を変えて行く為に情報発信は重要だと強く思いました。

ペット大国日本もドイツの殺処分ゼロを目指さなくては。

前にも「小学生レポート猫の保護活動について」というのがありましたよね。

せっかく子供達が調べたりまとめたりした内容なんだから、発表して終わりにせず全国の学校で取り上げれば良いのにと思います。

大人は変わり難いですから先ずは柔か頭の子供から!

うさぎ母さんへ

私もこの記事は衝撃でした。
尼崎市では昨年の殺処分数は300くらいでしたが、市の死体回収(道路で轢かれて死んだりして回収)は年間1600ほどあるんです。
殺処分以外より多いんです。
この現実をもっと多くの人に知ってほしいです。

マヨちゃんへ

そうなんです。
子どもへの教育、ここに力を入れてもらいたいです。
大人のカチコチ頭と違って、子どもは柔軟ですもんねi-179
迷子札
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パンフレット紹介
画像は環境省自然環境局のサイトにリンクしてあります。
ここで全文を読むことができますので、是非、読んでみてください。
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